恵ライフクリニック 医療法人ありむ会

”おらほのお医者さん”になりたい!!”この思いで、生まれ育ったこの地域に開業しました。

父親の取り組む地域医療をかいま見て育ち、大学では先端医療と地域密着型医療の教育を受けました。

平成8年、地元に戻り、総合花巻病院で地域密着型医療を実践してきました。

外来診療、病棟（入院）診療、訪問診療を経験し感じたことは、自宅に帰りたい、自宅から通院したい、家族といたい、でも負担をかけるわけにはいかない…という患者様や患家様への思いに向きあっていない現実社会があることでした。

今は在宅医療・療養は可能です。医療、介護、行政が連携し支える社会となり、在宅療養を実現しています。

主要なことは、いかに自宅で快適に療養できるか、介護を取り巻く多くの不安を軽減出来るか…、それには制度の周知と制度の利用が必要なのです。患者様やご家族様からよく聞かれた事が、”こういうこともあったんだ”。ということでした。よほど悩んでいたのでしょう。改善されることで生活の質は良くなり、笑顔も増えます。
そして、質の高い医療を提供するために地域医療連携が必要です。

●病診連携（病院<?>診療所・クリニック）

●診診連携（診療所・クリニック <?>診療所・クリニック）

このような形態をとることで急性期、慢性期の医療を継続し受けていただくこと、また専門的な検査・治療を行っていただくことで的確に対応できることになります。

地域密着型医療の最終形態は、おらほのお医者さん。
“おらほのお医者さん”と呼んでいただけるよう、ひとりひとりの生き方を大切にした医療にとり組んでいきますので、よろしくお願いします。

恵(けい)ライフクリニックのネーミング

恵けいは院長の名前の一文字ですが、恵めぐみ＝めごいの意味もあることから、恵ライフクリニック＝めごいクリニックでありたいという思いをこめて…。

ライフは、病気を治すだけでなく、疾病の予防、持病のコントロール（管理）をすることで、すべての世代において生活の質を守る医療機関であること。
また、在宅療養支援診療所として、訪問診療に取り組み、住み慣れた自宅での療養（生活）が出来るよう、恵ライフの連携機関とともに、新しい医療環境を提供させていただきたいという思いでネーミングいたしました。

一見、アザラシの顔にも見えるクリニックのロゴマーク。
上の丸点は、患者さまとクリニックの存在。
∞の形は、患者さまとクリニックの繋がりを意味しております。
また∞の中心の楓の葉っぱは、クリニック駐車場のロータリー中央
にあるシンボルツリーを表しました。
このシンボルツリーは　”メープルレインボ?”　という楓の一種で、
芽吹きから落葉するまでに、葉が七色に変化していくのが特徴です。
季節を通して楽しめます。
暖かみのあるオレンジ色をクリニックのイメージカラーとしました。

これまで、家に帰りたいのに帰れないという入院患者さんにたくさん出会いました。「何かあったらどうしよう」、漠然とした不安が帰れない理由でした。その不安を解決するひとつの方法として私たちが選んだのが、在宅医療の実践でした。

在宅医療を始めたときの想いは変わりませんが、実際にに携わってみて初めてわかったこともあります。地域の患者さんを訪ねて回ることで、そこに暮らす人々、そこに携わる医療・介護関係者の皆さんから多くを学びました。自宅療養したい人への医療提供を目的として始めましたが、それ以外にも、満足のいく「生き方」や「死に方」について、また地域医療の抱える課題なども見えてきました。

医療において「地域連携」という言葉が盛んに語られる今日。在宅医療にとって地域連携は大原則です。しかし本当の意味での地域連携を実現するには、いろいろな面から地域の医療についてとらえていく必要があります。
介護の問題、患者の信頼関係、相互扶助、価値観、財政、これらを含めた地域の情報共有といったことまで、解決すべきことがたくさんあると感じています。それらに真摯に向き合うことによって地域医療の充実、誰もが「家で過ごす幸せ」を感じられる日々を実現していきたいと、私たちは考え、これからも取り組んでいきます。